Gコード(G機能)


NC装置内部で軸の移動や座標系の設定などを処理する機能です。コードはGの文字と2桁の数字で表わしG00〜G99の100種類が使えます。

 

1)G00→位置決め
工具の初期位置から工作物への接近や穴をあける位置へ移動する場合など、指示した位置へ早く移動したい時に使用します。この時の移動速度は工作機で決まります。
2)G01→直線補間
工具を始点、終点を結ぶ直線上を移動速度を指定して動かす時に使用します。
3)G02,G03→円弧補間
工具を始点、終点を結ぶ円弧上を移動速度を指定して動かす時に使用します。
円弧の中心位置は現在の点からの相対値で座標を指示します。
円弧は通常決まった平面上にしか作れません。したがって円弧補間もX-Y平面、Z-X平面、Y-Z平面でしか行うことができません。それぞれの平面で中心位置を示すアドレスが異なります。
どの平面で円弧補間をするかは、平面指定コードで決めます。
4)G04→ドウェル(一時停止)
NCデータの読込みを一時停止したい時に使用します。
5)G17,G18,G19→平面指定(平面選択)
円弧補間を行う平面を指定します。ローカル座標と似ています。
6)G28→リファレンス点復帰
通常機械原点といわれる点でX,Y,Z各軸のプラス側の最大位置に設定されています。この位置を工具の出発点、あるいは工具交換位置などに使います。
7)G40,G41,G42→工具径補正
工具が移動する位置を径方向にずらして補正するときに使用します。
工具径補正は同じNCデータで径の異なる工具を使用する場合や、新品の工具でも2枚刃は、径が0.02程細くまた4枚刃は0.03程太くなっているのでこれを補正するために使用します。補正量は一般的にDのアドレスと2桁の数字で工作機に登録してある値から選択します。
8)G43,G44,G49→工具長補正
Z軸の移動量に補正量を加算したり減算して工具の長さを補正する時に使用します。
工具長補正は、同じ加工原点で長さの異なる工具を使う場合に、補正量を入れて長さを揃えるために使用します。補正量は一般にDのアドレスと2桁の数字で工作機に登録されている値から選択します。(Hのアドレスを使用するものもあります。)
9)G80〜G89→固定サイクル(穴明け)
通常数ブロック(補数の指令)で加工する穴明けの動作を1ブロックで指令できるようにしたものが固定サイクルです。穴の明けかたによりコードが決まっています。またそれぞれのコードで指定するデータも異なります。
10)G90,G91→アブソーリュート、インクリメンタル指令
NCデータの座標値がアブソリュート(絶対値)で表現されているかインクリメンタル(相対置)で表現されているかを示すときに使用します。

11)G92→座標系設定
移動指令をアブソリュート指令で指示する場合に、NCデータで使用している座標系(座標原点)をNC装置に教えるときに使用します。